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映画【リミット】あらすじ、ネタバレ感想・解説。マークホワイトとは?

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どんな話?

テロリストに襲われ、棺の中に閉じ込められる話

                                                                               

あらすじ

目覚めた場所は小さな棺の中。勿論そこには灯などなく、ポールは自前のライターで周囲を照らす。

自分が棺に閉じ込められていること再確認しただけで、これといって改善する気配もない。


その為、ポールは半狂乱になってしまい、体全体で棺の蓋を開けようともがくが、やはり開くことはなかった。

そんな絶望的な状況で、ライターの光が消えてしまったことも要因し、ポールは一切動くことを止める。

その時、バイブレーションと眩い光が棺内を照らした。ポールは必死で足を操り、携帯電話を手元にたぐり寄せる。

携帯に表示されてある言語は読めないものの、必死で助けを求める為、ポールは各所に電話をし始めた。


果たしてポールは無事、棺の中から出られることが出来るのだろうか。

 

 

オススメする人

映画で焦りたい方

本当に同調しやすい人は、この作品はぴったしでしょう。もし自分があんな狭い棺に入れられ、身動きも取れない状況なら、頭がおかしくなっていたところです。

作中のポールは不安障害という病気でしたが、自分もあんな所に一人で入れられれば、あれくらい暴れるでしょう。

そんな一人称で観れる方は、この映画を焦りながら観れるので楽しめと思います。

 

感想(ネタバレなし)

間延びしている

作品の都合上仕方ないことではありますが、やはり間延びした感は否めません。

どうにかこうにか演出を工夫していましたが、中盤は退屈極まりないくらい、見ていて辛くなりました。

感情移入が激しい方なら、あの狭く逼迫した空間にいるポールに同調して、退屈だなんて考える隙もなかったかもしれません。

ただ自分から見れば、映画としてこの作品を捉えており、尚且つ入り込めない要素が多かったので、個人的には退屈してしまいました。

内容自体も、なんだかなぁ、というストーリー運びを感じられたので、より一層自分の気持ちと乖離したのです。

まぁ前提に、この作品はあの狭い空間でしか物語を広げれません。その為、もし自分が脚本を書いたとしても、あんな感じになっていた気はします。他にやりようがないですからね。

この作品のポイントは、「棺から出れるか出れないか」ですので、どうしても話がそこから動く訳がありません。

もう少し違う視点なら、「ルーム」のようにストーリーを進めれたかもしれませんが。そういった点で、この作品は残念だな、という印象を拭えませんでした。

 

 

ネタバレ感想・解説・考察

結末は? マークホワイトとは?

結局ポールは助かることなく、この世を去ってしいます。

この話、完璧な答えがないので全て憶測となってしまいますが、実際に救助隊はポールのところには来ていませんでした。

ただポールはそれを信じて助かる気満々だったにも関わらず、希望も虚しく死んでいくというところに、この映画の意味は込められています。

つまり皮肉を込めているというか、人質になった時点で君は終わりだ。そんなメッセージが込められているのです。

実際問題アメリカで、以前テロリストに人質に取られた人物を助けようと、家族が寄付金を募って身代金に充てようとしたことがありました。

その時、アメリカはその家族に対して、テロリストに資金供与した罪に該当する可能性があると言い渡したのです。

それほどアメリカという国は、断固としてテロリストには屈しないという意思があるのです。

まぁそれはどの国もそうなんですけどね。一応表向きはテロリストに屈しないと、人質の身代金要求を突っぱねていますから。

ただ日本はそう言いながらも、人命が最優先と言い、身代金等を差し出した過去はありますけどね。

が、アメリカでは名の知れた方以外で、人質を助けようとはしません。理由は簡単で、年間に何人もの人々が囚われており、たかが一般人に大金を叩いて助ける義理はないということです。

勿論、表面的には助けている風を装いますよ。ですが実際問題は真摯に人質とは向き合ってくれないのです。

そういった皮肉を、この映画に込めているんだろうなと、個人的には感じました

その為、上記の「マークホワイト」ですが、恐らくポールと一緒に人質を取られている人を指していたのでしょう。

ポールが電話相手に、「助かった人はいるのか?」と聞きます。相手は咄嗟に今他でやり取りをしている人物を答えたのです。その方が簡単だからです。

そういった受け答えのマニュアルがあるかもしれないですが、変に頭の中でこねくり回しても、相手に見破られてしまいます。

その為、実際にポールと同じように囚われている人物を言うことで、質問の答えに信憑性を持たせたかったのです。

勿論、助けられた以外は本当なので、ポールは疑問を挟む余地はありません。

彼らの目的は、ネット上で自分たちが拉致されているという状況を、世界にばら撒かれたくないだけなのです。

もしばら撒かれたら、本当に捜索や助けださないといけないからです。

向こう側としては穏便に済ましたいだけで、価値のない一般人に大金を払ってまで、助ける義理はないという考えなのです。

だからこそ、のらりくらりと嘘をついて、彼らが死ぬまで希望を見せたかったのです。それが最後のエンディングに繋がっていくのです。

これは憶測になってしまいますが、あのラストシーンは、「最後の最後まで夢を見せていたけど、ごめんね実は嘘だったんだ」という種明かしをしたかったのではないでしょうか。

言い換えるならブラックジョークで、観客とポールに向けた意思表示だったのです。そう考えると、すっきりと腑に落ちるところがあります。

そんな感じですね、自分がこの映画を見てメッセージを受け取った部分は。

 

間延び感

顕著に感じたのは、蛇が登場したシーンでしょう。

ポールは蛇を酒とライターで殺そうと考え、酒を撒きライターを放り投げます。すると意外と燃えてしまい、パニックになるシーンです。

更にそんな状況にも関わらず、着信があります。蛇がいるので、電話に手を伸ばすことを躊躇っていると、蛇が小さな穴に向けて逃げていくのです。

完全に蛇が棺から出たところで、ポールは穴を塞ぎ電話に手を伸ばします。

が、火が燃料に引火しようとしていたので、急いでそちらの火をまず消したのです。もうその時には電話は切れていました。

確かに緊迫感や焦燥感を演出するのには最適だったと思いますが、何故? が先行しすぎていて映画に集中できませんでした。

これを言い換えるなら、製作者の意図が見えすぎていたという感じでしょうか。向こう側からしたら、逆に退屈させない為に、このような演出を用意したかもしれません。

ただ個人的には、緩急や尺の為にこのシュチュエーションを入れたのかな。そう感じてしまったのです。

上記でも書きましたが、やはりシーンはあの棺の中だけなので、どうしても間延びしてしまうのは仕方ありません。

結論は、まぁ仕方ないが、流石にずっと緊迫感高めで面白くは見れないよな、です。

あの蛇のところだけ、異様に音楽を鳴らせていたのも気になりましたし。緊張感を高めようとしたのかもしれませんが、自分は逆効果でしたね(笑)。

 

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