○【洋画】 ●『映画』 【洋画】ホラー

映画【ジェーンドウの解剖】あらすじ、ネタバレ感想・解説・考察

投稿日:

ジェーンドウの解剖はどんな話?

親子で、ある女性を解剖していると、次々と奇妙なことが発覚してきて、、、

 

あらすじ

トミーと彼の息子であるオースティンは、親子で死体解剖を請け負っていた。

と、また1つ死体が運ばれてきた。その死体は外傷が全くなく、見た目は物凄く綺麗であった。二人はすぐに解剖を開始するのだが、すぐにその死体がおかしいことに気がつく。

その時点で気味悪さは感じながらも、仕事のため作業を進めていく。外は雨風が凄いとニュースでやっているが、気にすることなく手を進める。

そして体内を開いた時、ようやく尋常ではない死体に気がついたが、最早手遅れ。果たしてこの死体の正体とは一体、、、

 

感想(ネタバレなし)

怖い

お世辞抜きで、今年見たホラー映画の中で、トップ3に入るくらいには怖い作品でした。形容しがたい不気味さで、見るものにズシンと重い感触を残します。

その理由は、恐らく死体が元凶だからです。しょせん死体だから怖さはないかと思いきや、逆に動かない死体だからこそ、何か異変があると恐怖を感じるのだなと実感しました。

終盤は物理的な怖さはありましたが、序盤の方はそれこそ静の怖さを味わうことができて、自分が感じたのような違和感を体験できることでしょう。

出てくる登場人物は多くなく、さほど制作費もかかっていないにも関わらず、ここまでのクオリティーの作品を作り上げたのはあっぱれというものです。

ストーリーも練りこまれており、よくある幽霊が出たわーきゃー的な、低俗な作品ではありません。終盤一箇所、そうしちゃうのか、と残念な部分はありましたが、それでも結果的には満足いく作品でした。

ぜひ、気になる方は見てみてください。フィクションなので、そんなことあるかいな的な印象を抱くかもしれませんが、ホラー映画としてはすこぶる怖いので見て下さい。結末もいい感じなので。

 

オススメする人

とにかく不気味で怖い作品を観たい方

本当にこれに尽きるという感想です。序盤の方は、幽霊というか直接的な何かが出るという訳ではありませんが、徐々に徐々に首を締められる怖さを味わえます。

不気味とも言い換えることが出来るでしょうか、正体不明の何かが映画の中で充満しています。

もっと分かりやすくいうと、女の綺麗な体の死体を解剖しているのですが、何故か違和感だらけしかないのです。1つ例を挙げるなら、傷1つないのに足首が折れているだとかです。

はっきり言ってよく分かりません。その「よく分からない」が、劇中の中で怖いを満たしているので、絶妙に引き込まれるのです。

これを読んで気になった方は、ぜひ見て下さい。面白いですから。

 

ネタバレ感想・解説・考察

話の内容は?

何故、綺麗な死体にも関わらず、内側はボロボロだったかと言いますと、彼女は魔女だったからです。

ただ彼女の体がボロボロだったのは、拷問が行われていたからで、その拷問をしたお陰で魔女になったのかは不明です。

劇中ではそれは明かされていなかったので、その点については不明ですが、彼女の魔力によって見た目が綺麗だったのは明白です。

そんなことはつゆ知らず、トミーとオースティンは解剖を始めてしまいました。貰い事故感は否めませんが、まぁそこは仕方がないでしょう。

最初は見た目が綺麗な女性の死体、として解剖を続けていました。が、次第に足首が折れていたり舌が切られているにも関わらず、見た目が綺麗なのはおかしい、とそんな疑念が湧いてきたのです。

そして彼女の体内を開くと疑念は確信と代わり、これは異常だと気が付いたのです。内臓に切り傷があったり、肺は黒く焦げていたり、極め付けは肌の内側に謎の模様が広がっていたのです。

これはどう考えても人知を超えた仕業で、息子のオースティンはいち早く危険を察知して、ここから逃げようと言います。

が、もうその時には既に遅しで、強い雨風で木が折れてしまい、地下にある解剖室の出口を塞いでしまったのです。ただこれは全て死体である魔女が見せた幻覚、幻聴であるんですけどね。

実際には序盤で「快晴が続く」と言っていましたから。

更にオースティンの彼女が入ってこれたのも、親子が見ている聞いているのが幻聴、幻覚だったからです。

で、彼らはそこから閉じ込められ、死体の霊? に襲われるのです。二人は反撃しようと霊に向かって斧を降り下ろすのですが、その先にいたのはオースティンの彼女で、間違って殺害してしまいます。

そこから二人は、あの綺麗な死体をもう一度調べようと考えます。そうすることによって、解決方法が分かるかもしれないと考えたからです。

そして彼女の脳髄を調べた結果、彼女は生きていることが判明したのです。ただ現に動かないので、死んでいるのは死んでいます。そうではなく、魔女として生きているということです。

 

結末は?

死体が生きていることが分かったトミーは、「息子を傷つけないでくれ、君を救いたい」と死体に言います。

すると死体は、トミーを傷つけ始めたのです。見た目は変わっていませんが、呻き声を上げて苦しむトミー。つまり死体と同じ拷問が行われていった訳です。

父の異変に気が付いたオースティンは、必死に助けようとしますが、それも虚しくトミーは苦しみ続けます。そしてトミーは自分を殺すようにオースティンに頼みます。

暫く逡巡するオースティンでしたが、意を決して父親にトドメを刺します。へなへなと力なく倒れ込み、悲しみに明け暮れていると、外から自分たちを呼ぶ声が聞こえてきたのです。ちなみにこれも幻聴です。

オースティンは、トミーと通路に転がっている彼女を横目に、出口の方に向かいます。「押してみてくれ」という声に呼応して、オースティンは力一杯に出口のドアを押しますが、びくりともしません。

何度も何度もそれを繰り替えていると、先ほどラジオから流れてきた不気味な歌が聞こえてきたのです。

驚いたオースティンは、ドアにかけていた手を離し仰け反ります。その次の瞬間、下から死体の足首につけてある鈴の音が聞こえてきたのです。

後ろを振り返りその音の方向を確かめますが、そこには何もありません。安堵して前を向いた瞬間、目の前にトミーがいたのです。

そのままオースティンは後ろに下がった拍子に、柵を突き破って落下してしまい帰らぬ人となってしまったのです。

夜が明けてから警察が入ってくると、死亡しているオースティンやトミー。争われた形跡はあるものの、他の手がかりは何もない。

例の死体は、運ばれてきた時と同じような状態で横たわっていた。そしてまた他の場所に移されていくのであった。

 

演出も話も良い

単純なホラー映画かと思いきや、やはり演出面も話も面白かったですね。

拷問というか儀式が絡んできたので、個人的には雲行きが怪しい感じを受けましたが、結果的には上手くまとまっていました。

なぜ儀式系が絡んできたら、雲行きが怪しくなると感じるかというと、大抵ホラー映画は悪魔系が多いです。で、その悪魔系のホラー映画は、一部を除きつまらないものが多いのです。

そういったことを踏まえて、儀式が出てきた時は怪しみましたが、最終的には面白かったなという感想ですね。

 

-○【洋画】, ●『映画』, 【洋画】ホラー

Copyright© 映画と本 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.