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映画「デッド or キル」あらすじ、ネタバレ感想・解説・考察

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どんな話?

アイリスが病気の弟の手術費用を稼ぐ為、賞金をかけたゲームに参加する話

 

あらすじ

アイリスには弟がいており、その弟は病気持ちで、脊髄移植をしなければならなかった。

ただドナーもいなければ、金銭的に余裕があるわけではなく、寧ろ職探しで躓いているので、アイリスはほどほどに困っていた。
 

そんな時、弟の主治医にある男を紹介される。その男の名はランブリックと言い、かなりの資産家で、恵まれない人にも資金援助をしている人物であった。

その男はアイリスに、あるゲームをして最後まで勝ち残ったら、多額の資金を支援しようと申し付ける。
 

更に弟のドナーも見つけようとまで言った。

心が揺れ動いたアイリスだったが、即断即決はできないということで、「考えます」と言ってその場を後にした。
 

が、自宅に帰って、ゲームに参加しようかと悩んでいるアイリスの姿を、弟は自分のことで悩んでいるのかと思い込む。

それはあながち間違いではないが、アイリスはそれを隠して「大事な弟だから」と言い、内心でゲームの参加を決意する。
 

すぐに自室で渡された番号に電話をかけ、ゲームの参加を承諾した。

次の日、アイリスは弟に、「久しぶりに再開した友達とご飯に行く」と言って用意されている車に乗り込み、会場に向かった。

会場に着くと、もう既に他の招待客は来ており、アイリスが一番最後であった。
 

一通り食事などを終え、ゲームが始まるのだが、そのゲームの内容は想像を絶していた。
 

2択のうちどちらかを必ず選ばないといけず、その2択は究極の2択で、挑戦者の精神を蝕むものであった。
 

果たしてアイリスは、無事家に帰ることはできるのか、はたまた賞金を手に入れることは出来るのか。

 

オススメする人

ハラハラドキドキ感を味わいたい方

この作品は、見ている方の心拍数も結構上がります。簡単な二者択一かと思いきや、どちらを選んでも苦渋の選択になるので、視聴者からしても気分は良くありません。


似たような映画で言ったら、「SAW」の雰囲気を持ち合わせているので、あの映画が好きな方は面白いと感じるのではないでしょうか。

逆にそういった映画が苦手な方は、この映画は見ない方がいいでしょう。グロ描写はあまりないものの、精神的な負担は半端ではありませんから。

 

感想(ネタバレなし)

裏切りの連続

正直、他のサイトでは低評価が目立っていました。が、個人的には素晴らしい作品だったと思います。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、映画で言う定石を完全に破綻しておりました。これはいい意味で、鳥肌が立ちました。

自分も映画マニアに比べたら少ないですが、それでも映画は見ている方です。確かにこの映画の作り方を後から考えると、まぁ似たような作品が思い浮かばない訳ではありません。

それでも自分が直感的に感じたゴールまでの道筋は、完璧に崩されてしまったのです。あっ、そういう感じでいくの? みたいな。

とにかく視聴者を裏切ってくるので、そういった映画が好きな方は本当に見た方がいいです。それくらい自分の中で震えた作品です。

 

ネタバレ感想・解説・考察

うますぎるストーリー展開

個人的に、凄いなと思った箇所が三箇所あります。それを順に書いていきます。

 

  • 医者がキーパーソンかと思いきや、すぐに殺される。

序盤で、医者はアイリスを気にした様子でした。頭の傷をみるからに、彼も以前参加したことがあるのかもしれません。

その為、どんなゲームかを熟知しているので、本当に弟思いのアイリスがあのゲームで命を落とすのは惜しい。
 

そう思ったので、彼は単身車を走らせ館に向かいます。中に入って、強姦されそうになっているアイリスを助けますが、その直後警備の連中に殺されてしまうのです。

個人的には助けた後、二人でなんとか逃げる未来を見たのですが、そうはなりませんでしたね。その点がある意味、おぉ!、となりました。

そこで殺すか、というような感情になったので。

今考えてみれば、序盤の方で医者が早々に助けに行ったのは、ミスリードだったかもしれませんね。本当に助けるのなら、ゆっくりゆっくり映す筈ですから。

が、初見の私は、あの医者がアイリスを助けるものとばかり思っていました。それを問答無用で殺されたので、その次の展開が読めなさすぎてパニックに陥ったのです。

彼女が最後まで残るであろうということは想像に固くないですが、それでもどう助かるかが分からなかったのです。
 

その点が個人的には気に入りました。

 

 

  • 最後の選択で躊躇なく銃を発砲した

いやぁ、裏切られましたね。やはりスリラー作品と言ったところでしょうか。

てっきり、アイリスはあの場で殺害しないという選択を取り、残った二人が結ばれる。そんな結末を予想したのですが、いやはやアイリスは発砲し、賞金を手に入れてしまいました。

それほど彼女も切羽詰まっていたということですが、この展開には個人的に衝撃でした。
 

確かに冷静に流れを考えたら、発砲しないという選択肢はないでしょう。製作側的にも、あの場面でアイリスが発砲しなかったから、二人を解放しないといけません。

現実問題、もし二人が解放されたとしたら、一目散に警察に駆け込むことでしょう。そうなってくると、ランブリックが行なっているゲームの実態が暴かれ、彼らは逮捕されます。

その為、結局二人は殺害される筈です。それでは視聴者も納得いかないですし、インパクトも弱いです。
 

だからこそ、結果論でしか語れませんが、やはりアイリスは相手を殺すしかなかったのです。

それに発砲したら、私みたいな人間の度肝を抜き、衝撃の結末を語れますからね。


ただ流石に発砲した段階で、結末までは読めてしまいましたけどね。これでアイリスが金を持ち帰って、弟に手術を施し、幸せに暮らすなんてことになったら、皆が黙ってはいませんから。


更に話の内容的にダークで暗い部分が多かったので、単純なハッピーエンドはないと感じていました。


だからこそ、ラスト弟が自殺したところだけ、個人的には冷めてしまいました。まぁこればっかりは仕方ないですけどね。どっちに転んでも納得しませんから。 

 

この世にうまい話はない

この映画の登場人物は、全員ランブリックの誘いに乗って、ゲームをしようと屋敷まで足を運びます。

はっきり言って怪しすぎでしょう。なんだ、そのゲームは、ってなりません? 女性なら乱暴されそうとか考えそうなものなのに。

ただアイリスやその他の登場人物も、切羽詰まっていたので、それどころではないのでしょう。だからこそあの場にいたのです。

まぁそもそも誰も行かないなんて話になれば、映画のストーリーは破綻するので、仕方ないっちゃ仕方ないですけどね。

それでもこの世にうまい話はない、とこの映画を見て教訓にして欲しいと思います。

前提に、寄付という言葉があるように、困ってる人を助けたいという人は世の中にいます。


その為、お金をただで貰えるというのは、別におかしな話でもなんでもありません。が、ゲームをして買ったらお金を貰えるというのは、なんともおかしな話です。

困っている人に寄付しようと考えている人は、そんなゲームなんてしようとなんてしませんからね。

何度も言っていますが、これは映画です。製作の都合上、連中は集まったもので、登場人物に文句はありません。


そうではなく、単純に自分たちが現世でこういう話を持ちかけられたら、この世にそんなうまい話はないと断ってください、ということです。

 

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