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映画【ザ・ギフト】子供は? あらすじ、ネタバレ感想・解説・考察

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どんな話?

久しぶりに地元に戻って再開した友人が、度々プレゼントを持って来る話

 

あらすじ

サイモンとロビンは、移住地を移転し新しい生活を始めようとしていた。そんな時、二人が買い物をしていると、ゴードンが声をかけてきた。サイモンは最初、ゴードンが何者か思い出せないでいたが、すぐに高校のクラスメイトだと気づく。

 

そこからゴードンはサイモン宅に頻繁にやって来て、プレゼントを置き始めた。最初は仲の良い友人関係のように思えたが、次第にそれが奇妙に感じ、二人は違和感を覚え始めた。

 

果たしてゴードンの目的とは。そして徐々に明かされる真実とは。

 

オススメする人

ミステリアスな雰囲気が好きな人

この作品は紹介が難しいです。何故なら、どこまでならネタバレじゃないかという線引きが難しいからです。まぁあらすじで書いたように、ゴードンが「久しぶり」とサイモンと話しかける。

 

ここまではなんら普遍的な展開ですが、その後、度々ゴードンがサイモン宅にやって来るのです。それもサイモンがいない時を狙って。

 

これはミステリアスな雰囲気しかないですよね。悪い意味で何かあるんじゃないかと。更に、玄関に謎のプレゼントが置かれていたりするのです。と、まぁ、こんな感じでゴードンの意図が分からなく、引き込まれていきます。

 

そんな作品が好きな方は、是非、見てください。

 

感想

引き込まれた

個人的に「ノック・ノック」や、「オープンハウス」に似た感触を得ました。内容が似ているという訳ではなく、ミステリアスという雰囲気が似ていたのです。

 

このミステリアスというのは、先が読めないと言い換えてもいいでしょう。それくらいこの作品は、展開が読めませんでした。何の為にゴードンが、サイモンと必要以上に関わってくるのかということに。

 

更にこの作品の凄いところは、前半と後半で映画の見方が変わるということです。具体的に書きたいのですが、ネタバレになってしまいそうなので、是非映画を見てくださいとしか言えません。取り敢えず、見応えのある映画でした。

 

 

ネタバレ感想・解説・考察

誰の子供?

映画を観終わった人は、このことが脳裏を埋め尽くしている筈です。それがこの映画の肝ですからね。ただ劇中では明記されていないので、想像でしか語れませんが、個人的にはゴードンは手を出していないと思います。

 

理由は、昔からイジメられっ子で、からかわれていた為、弱者の気持ちが分かるからです。復讐したいのはサイモンであって、生まれてくる子供やロビンではないのです。そう考えた結果、その結論に達しました。ただこれは、逆の意味でも考えられますけどね。

 

ゴードンは昔、サイモンの嘘によって学校を退学になりました。更にそのことを知った父親に、オープに閉じ込められるという体験をしています。その結果、父親は刑務所の中に入れられ、離れ離れになったのです。

 

そう考えると、サイモンの嘘によって人生を狂わされたので、復習したいという気持ちも分かります。ただ、ですよ。もし本当に全てを壊したいと考えるなら、あそこで犯す映像を撮っていてもいいじゃないですか

 

サイモンに、この子は果たしてどっちの子なのか。そんな精神苦痛を与える為だとも分かりますが、そこで余白を与えるということは、犯していないとも考えれるのです。

 

逆に考えると、そういったことを考えさすだけで十分なので、ゴードンは手を出していないという見方ができます。真相は闇の中ですが、映画的にみれば引き込まれるラストでした。

 

まぁゴードンが強姦するシーンを入れていたら、捕まった時に刑が重くなると考えて、敢えて映さなかったという判断もできますが。

 

ミステリアス感が面白い

最初はゴードンの行動が不可解で、気持ち悪さしかありませんでした。が、次第にサイモンが屑というのが露見してきます。

 

弱者は蹴落として、自分が勝ち上がっていく。それが中盤から見えてきたので、逆にゴードンには同情してしまいました。サイモンは主人公にも関わらず、ここまで堕ちていくさまが小気味いいと感じ、あまりない感覚だったので新鮮でした。

 

つまりこの作品は、ゴードンが勝手に気味の悪い行動をしていたのではなく、復讐の為の行動だったのです。そうなってくると、映画の見方も変わるというものです。

 

序盤は、サイモンとロビンがゴードンに怯える日々を送ります。が、ロビンがサイモンとゴードンのやりとりに疑問を感じ、色々調べていたら衝撃の事実を知ることになるのです。それはサイモンとゴードンが高校生の時、サイモンがゴードンを同性愛者と嘘をついて回ったことです。

 

その結果、ゴードンが退学になってしまいます。更に自分の息子が同性愛者だと怒り狂った父親は、ゴードンをオープンに閉じ込め焼き殺そうとしたのです。ゴードンは無事助かりますが、父親は刑務所に入れられてしまいます。

 

見るからにゴードンは、サイモンに人生を狂わされましたよね。その為、ゴードンはサイモンに近づいていったのです。それを知ったロビンは、サイモンに「謝罪をしてきて」と言います。

 

渋々頷くサイモンですが、いじめっ子の思想があるので、素直に謝罪をすることはなく、ゴードンに強く当たります。その結果が、あのラストに繋がっていくのです。

 

そう考えると、よくシナリオの練られた作品だと感心しましたね。内容はミステリアスですが、蓋を開けると悲しい物語にも変貌します。これは参考にもなるし、面白い作品でした。

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